いびきの手術による治療法
いびきの治療として行われる外科肥満について。
外科手術により気道を狭くしている部位の組織を除去して、呼吸する際に空気の通り道となる上気道を広げることで、喉周辺部の粘膜の震えを抑えて、いびきを軽減させるという治療法があります。 |
外科手術でのいびき治療
いびきの治療法としてはさまざまな方法があり、いびき自体の症状の程度や原因となっている要因により治療方法や対策が違ってきます。
いろいろとある治療方法の中でも、いびきの原因となっている要因が、「口蓋扁桃肥大」「アデノイド(咽頭扁桃)肥大」「口蓋垂(のどちんこ)が長い・太い」などといった、身体の形態上に問題がある場合には、外科手術の必要があると診断されて医師から勧められるケースが多いようです。
いびきの症状が悪化しているケース
気道内の組織の形態的な異常が原因で、いびきの症状が悪化しているケースでは、それらの組織が呼吸をするための上気道(鼻から咽頭までの空気の通り道)を塞ぎがちになり狭くなっていることが原因となり、その結果いびきが発生するということになります。
根本的ないびきの改善を期待する場合
根本的ないびきの改善を期待する場合には、耳鼻咽喉科などの病院で外科手術により気道を狭くしている部位の組織を除去して、呼吸する際に空気の通り道となる上気道を広げることで、喉周辺部の粘膜の震えを抑えて、いびきを軽減させるという治療法が用いられるようです。
具体的ないびきの外科手術
いびき解消や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の治療を目的として現在行われている外科手術としては、【LAUP】とも呼ばれる口蓋垂口蓋形成術と、【UPPP】と呼ばれている口蓋垂軟口蓋咽頭形成術が、代表的であり一般的に多く行われている手術方法です。
それぞれの手術方法には長所・短所を含めて特徴がある
【LAUP】と【UPPP】の両方の外科手術とも、患者さんの「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群」の症状によって適応するかどうかの判断がされ、それぞれの手術方法にはメリット・デメリットを含めて特徴に違いあります。
鼻に関連する病気の手術
「鼻中隔湾曲症」という左右の鼻の穴を隔てる壁(鼻中隔)が極端に曲がっている人の場合や、蓄膿症(ちくのうしょう)とも呼ばれている「慢性副鼻腔炎」を患っている人は、頻繁に鼻詰まりが起こりやすく、鼻呼吸に際して障害が生じるため「いびき」の症状がひどくなるケースが多いと言われています。
病気に対して改善を図る
上記のような鼻に関連する病気などを原因として「いびき」の症状が悪化している場合には、それぞれの病気に対して改善を図るために、何らかの外科手術を勧められることがあります。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりというと貧乏揺すりなどと同じように一種の癖のように考えられていて、あまり気にされずに放置されることが多いようですが、あまりにひどい症状であると歯を痛めたり、歯周病を進行させる原因にもなりますので、楽観視しすぎるのも注意が必要です
歯ぎしりの原因としては、歯の咬み合わせが悪かったり、虫歯の治療をした際の詰め物や被せ物の高さの調整が微妙に合っていないなどが考えられますが、精神的・肉体的なストレスによる心理的な影響も大きく関わっているとされているようです。