いびきの原因【口蓋扁桃肥大】
いびきと口蓋扁桃肥大の関連性について。
いびきの原因の一つとして考えられる口蓋扁桃が大きくなっているという、「口蓋扁桃肥大」についての解説。 |
口蓋扁桃
口蓋扁桃(こうがいへんとう)とは、咽頭の粘膜内で発達したリンパ組織のことを指し、一般的に「扁桃腺(へんとうせん)」とも呼ばれているものです。現在は正式には「扁桃腺」とは言わないらしく、単に「扁桃」と呼ぶらしいです。
口蓋扁桃が大きくなると、いびきをかきやすくなる原因となりえると考えられていますので、【口蓋扁桃肥大】について見ていきたいと思います。
扁桃の役割
扁桃には、【口蓋扁桃】【咽頭扁桃(アデノイド)】【舌根扁桃】などがあるのですが、一般的に扁桃と言われる場合には【口蓋扁桃】のことを指すことが多く、口蓋扁桃は口蓋垂(のどちんこ)の左右両側の位置にある2つの球状の形をしています。
細菌やウイルスに対して身体を守る
扁桃は何のために存在しているのかと言いますと、身体の外から侵入してくる細菌やウイルスに対して、 喉の粘膜とともに防御するといった免疫の働きをする役割があります。
口蓋扁桃肥大になると
よく、インフルエンザや風邪などの病気になって病院で受診した時に、「扁桃腺が腫れている」といったことをお医者さんに言われたりした人も居られると思いますが、これは扁桃が細菌やウイルスが原因によって炎症を起こしているからです。
いびきと口蓋扁桃肥大の関係
では何故、口蓋扁桃が肥大して大きくなり過ぎると「いびき」の原因となってしまうのかと言いますと、口蓋扁桃と咽頭後壁の間が狭くなること、すなわち呼吸をする際の気道が狭まるために、この部分に必要以上な振動が起こり「いびきの原因」となってしまうようです。
扁桃の大きさの変化
扁桃の大きさというものは成長に伴って徐々に大きくなり、個人差があるものの一般的におよそ5歳から8歳前後にピークをむかえ、それ以降は年齢とともに小さくなっていく場合が多いそうです。
成人してからの口蓋扁桃肥大
成人してから口蓋扁桃肥大と診断されるケースとしては、過去に扁桃腺炎を繰り返していた人の場合や、現在においても頻回に炎症を繰り返している人に多く見られるそうで、問題がある場合には何らかの治療が行われます。
快眠と枕の関係
朝目覚めたときに何かしら体の具合が悪いようで、首・肩・腰の痛みを感じたりすることが多いと思われる人がよく居られるようです。そういった場合に「枕が悪い」ということも原因のひとつとして考えられます。
寝ているときの首の角度が悪い状態であると首の筋肉が緊張して、頸椎(けいつい)の骨の隙間から伸びている神経を圧迫してしまい、さまざまな首や肩こりなどといった痛みを生じさせる原因となるようです。枕によって首を「最適な角度」に保つことで、肩こりや頭痛、腰痛といった症状が改善されることも多いようで、最も首が休まる角度はおよそ15度ぐらいらしいです。