近眼の人は老眼になるのが遅い?
「近眼(近視)の人は老眼になりにくい」といったような俗説は本当なのでしょうか?
近眼(近視)の人は老眼になりにくいといったようなことをよく見たり聞いたりする事がありますが、果たしてそういった噂や情報というものは事実なのでしょうか? 実際に身の回りの人で、それなりの年齢になっているにも関わらず、老眼の症状を感じていないといった近視の人も居るようで、その辺りの事について・・・。 |
近眼(近視)の人は老眼になりにくいという噂
老眼(老視)という症状は中高年になると誰でも経験しだすものということは、一般的に認識されていますし、事実であることに間違いないありませんが、巷で噂されていることもありがちでよく聞く、「近眼(近視)の人は老眼になりにくい」とか、「老眼の症状が出だす年齢が遅い」といったような俗説は本当なのか?と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?
近視の人でも老眼になるのは間違いない
実際には近眼(近視)の人の場合でも、老眼(老視)になる時期というのは視力が正常である人と変わりがなく、近視の人でも老眼になるのは間違いないそうで、「近眼の人は老眼になりにくい」という通説は嘘であり、あくまでもウワサのひとつに過ぎないということに結論になるようです。
近眼(近視)の人は感覚として老眼になっていないと感じる人が多い
では何故このような説がよく話しのネタに交わされているかと言いますと、近眼の人というのはもともと近いところにピントが合っているので、近くの細かい物や小さい文字など見る際に、正視や遠視の人と比較して水晶体の調節を必要とせずに済み、老眼鏡をかけなくても近くを見やすい場合があるということから、感覚として老眼になっていないと感じる人が多いといった実情から生じているようです。
老眼(老視)は誰にでも生じる老化現象の一つ
先に述べたような事から近眼(近視)の人は老眼にならないと勘違いされがちですが、老眼(老視)という症状は加齢にともない水晶体の調節力が低下するといった老化現象の一つであり、視力が正常であっても近視や遠視であっても、その他の肉体的な老化と同じで個人差はあれど水晶体の調節力が衰えるスピードというのは誰でもほぼ同じとされており、老眼(老視)は誰にでも生じるものであるというのが真実であるようです。
老眼の症状に気付きにくい
ただ、近眼の人である場合には、遠くにピントを合わせた近視用のメガネを外した裸眼では近くを見やすいので、老眼の症状に気付きにくい人というのも確かに多いようです。
白内障の手術
白内障の手術としては水晶体を透明の人工眼内レンズに入れ替えるといった方法が主流で、年間に約100万件行われているとされています。
この手術の具体的な方法は、まず角膜に約2ミリほどのすき間を開けて、そこから超音波を照射し、水晶体を細かく砕き吸引・除去してから、その後、水晶体のあった場所に直径6ミリほどの眼内レンズを入れます。手術は局所麻酔(点眼麻酔)で行われるので強い痛みはなく、目の状態などにより差はありますが、短時間で終わるのが一般的なようです。