外反母趾改善のための 装具治療法
外反母趾による痛みをはじめとする症状の改善を図る装具治療法についての情報を紹介。
外反母趾による痛みをはじめとする症状の改善を図る方法の一つに靴の中にインソール(足底板)を入れて足裏のアーチを矯正したり、テーピングをすることで足の親指の向きの矯正を試みるといったように、さまざまな専門の装具を使用する【装具療法】があります。 |
外反母趾の装具を使用した治療法
外反母趾に対しての装具療法の代表的なものとして、靴の中にインソール(足底板)を入れる治療法や、テーピングによる足の親指の向きの矯正法、他にも専用のサポーターを装着する矯正治療などがあります。患者さんの外反母趾の進行程度や、腫れや痛みなどといった症状の違い、また本人の希望などにより、実際に用いられる装具などは変わってきます。
靴のインソール(足底板)を使用した治療法
靴のインソール(足底板)を使用した装具療法では、問題のある足裏のアーチ構造を正常な状態に矯正して足の基本骨格を改善する事に目的を置いています。外反母趾の改善治療を目的としたインソールは、既製品などでも豊富な種類が販売されています。
足の裏の異常なアーチを矯正する
外反母趾になる原因として、足裏の「土踏まず」が無い【扁平足】など、足の裏のアーチ構造が正常に形成されていないといった要因があります。そういった足の裏の異常なアーチを矯正するために、靴の中敷き(インソール)を用いた装具療法が取り入れられます。
テーピング療法で矯正効果を図る
足の親指の向きの矯正効果を図る【テーピング療法】も、外反母趾の進行予防ならびに改善策として行われる装具療法の代表的な方法の一つです。テーピング療法に用いられる方法にはさまざまな種類があり、根本的に足の構造や機能を知識として理解し、有効な方法で行わないと効果が現れにくいので、整形外科など専門の先生の指導のもとで実践するということが重要なようです。
カサハラ式足裏バランステーピング
テーピング療法の中で代表的な方法としては、接骨院院長をされており外反母趾研究家でもある笠原巖さんが考案された【カサハラ式】足裏バランステーピングが有名で、整形外科や接骨・整骨医の多くの先生からも効果的であるとされており、勧められていることが多いようです。
下肢静脈瘤という病気
下肢静脈瘤とは、下肢(足・脚)の血液が血管(静脈)に停滞して溜まることにより、静脈血管が太くなって浮き出ている状態、または瘤(こぶ)のように膨らんで蛇行している状態の症状をいいます。
下肢静脈瘤というのは決して悪性の疾患ではなく、病状の進行具合もゆっくりとした病気ですので、症状が軽い場合であればさほど心配されることもないそうですが、下肢静脈瘤は放置していて自然治癒されることは殆どなく、女性の方であれば外見上の美容的な悩みに繋がることも多く、症状が悪化していくと色素沈着や潰瘍などの合併症を引き起こすこともあります。