外反母趾の運動治療法

外反母趾の進行を防止する運動治療法

外反母趾運動治療法についての情報を紹介。

外反母趾の進行を防止しながら症状の改善を図る【保存療法】としては、外反母趾の症状の程度によって幾つかの種類の治療方法の中から状態に適した治療法が行われます。

具体的には【運動療法】や【装具療法】をすることとなります。

外反母趾に対する代表的な運動療法

外反母趾の運動治療法外反母趾に対しての運動療法には幾つか代表的なものがあり、それら治療法は全て自宅で簡単に行えるトレーニング運動です。外反母趾の進行を防止するのに効果が期待できるとされ、専門医の多くが勧められている方法としては、【タオル寄せ運動】【足指のジャンケン体操】【ホーマン体操】などと呼ばれるエクササイズがあります。

タオル寄せ運動(たぐり寄せ運動)

【タオル寄せ運動】とか【タオルギャザー(たぐり寄せ運動)】などと呼ばれている方法は、外反母趾の予防・改善対策として足の指や足裏の筋肉を鍛える筋力トレーニングとして代表的な体操のひとつで効果的です。

タオルを利用した外反母趾対策の運動

【タオル寄せ運動】は、床に広げて敷いたタオルを両足の指を使ってたぐり寄せていくといった運動で、足指と足裏の筋肉を鍛えることを目的とした筋力トレーニングであり、習慣的に実践する事で外反母趾の予防・改善策として効果的な運動といえます。

足指のジャンケン体操(グー・パー運動)

外反母趾の予防・改善対策として行われる運動療法の一つである【足指のジャンケン体操】や【足指のグー・パー運動】と呼ばれるトレーニングもひじょうによく行われている治療法です。

足の指を開いたり、閉じたり、反らせるストレッチ運動

【足指のジャンケン体操】は両足の指を使ってジャンケンをする要領で、足の指を開いたり、閉じたり、反らせるといったストレッチ運動です。「チョキ」を除いて「パー」と「グー」のみで行っても良いようです。

ホーマン体操

【ホーマン体操】と呼ばれる運動療法はゴムバンドを使用するストレッチ運動で、親指の方向が曲がったままの状態で硬くなるのを防ぐ体操として有名です。

ゴムバンドを利用した外反母趾の矯正体操

ホーマン体操の実践方法は、まず最初に幅の広いゴムバンドを両足の親指にかけ、次に踵(かかと)を合わせた状態で足先を外側に広げていきます。両足の親指が開いた状態で約5秒から10秒程度我慢しておき、その後ゆっくりと足先を閉じていきます。

下肢静脈瘤という病気

下肢静脈瘤下肢静脈瘤とは、下肢(足・脚)の血液が血管(静脈)に停滞して溜まることにより、静脈血管が太くなって浮き出ている状態、または瘤(こぶ)のように膨らんで蛇行している状態の症状をいいます。

下肢静脈瘤というのは決して悪性の疾患ではなく、病状の進行具合もゆっくりとした病気ですので、症状が軽い場合であればさほど心配されることもないそうですが、下肢静脈瘤は放置していて自然治癒されることは殆どなく、女性の方であれば外見上の美容的な悩みに繋がることも多く、症状が悪化していくと色素沈着や潰瘍などの合併症を引き起こすこともあります。