歯周病と口臭

歯周病が原因の口臭

歯周病口臭との関係について。

歯周病とは歯ぐき(歯肉)や歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨歯の周辺に起こる病気の総称のことであり、歯周病といっても症状によりいろいろなタイプの病状があり、口臭とも密接な関係があります。

歯周病と口臭の因果関係

歯周病歯周病と口臭には因果関係があり、【病気を原因とする口臭】では内臓器官など含めた全身的な病気により引き起こされるタイプと、口腔内(口の中)の何らかの病気を原因として発生するタイプのものがあります。

病気を原因とする口臭のなかでも、口腔内を原因とする口臭の殆どは歯周病によって引き起こされているといわれます。

歯周病の症状

そもそも歯周病とは歯ぐき(歯肉)や歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨歯の周辺に起こる病気の総称のことであり、歯周病といっても症状によりいろいろなタイプの病状があります。

歯肉炎は本格的な歯周病へと進行する前段階

歯周病には症状の進行具合や程度により治療に要する期間も違いが生じてくるもので、最初は歯ぐき(歯肉)が赤く腫れてきたり、出血したりする場合が見られるといった歯肉だけに炎症が発生する歯肉炎と言われる症状になり、この歯肉炎がいわゆる本格的な歯周病へと進行する前段階の状態といえます。

歯肉炎から進行した歯周炎

歯肉炎の段階において歯科医院などで治療を受ければ回復することも早く、深刻な歯周病へと進行することを防ぐことができるのですが、歯肉炎の病状を放置し続けていると炎症が悪化することで歯周炎となり、『歯周ポケット』と呼ばれる歯ぐきの溝が深く大きくなり、歯周病菌が増殖しやすくなるため必然的に更なる歯周病へと進行し悪化していきます。

歯肉炎を治療せずに放置し続けると

歯肉炎から進行した歯周炎がひどい状態となると、歯を支えている歯槽骨が溶け出して徐々に破壊されていくために、歯がぐらつきだして食べ物がよく噛めなくなったり、出血することが多くなったり膿が出たりして、歯ぐきの部分がブヨブヨとした感じになり、口臭の程度も悪化して臭いが強くます。

歯槽膿漏

先に述べたように、歯ぐきから頻繁に出血したり膿が出たりする病状が続き、歯がグラグラしてくる重症の歯周病のことが一般的に「歯槽膿漏」と呼ばれている病気です。

歯槽膿漏の症状が悪化すると

歯槽膿漏になると口臭が強烈になることが多く、症状がひどいケースでは口臭の悩み云々以外に、最終的には歯を抜かなくてはならなくなります。

歯周病の進行具合と対策

歯周病の進行具合というのは、日常的によほど気に掛けていないかぎり、なかなか自分では気付きにくいというのが一般的ですし、歯肉炎の状態のときや症状の軽い歯周炎の頃というのは、自覚症状としては判断しにくい場合が多いそうです。

自覚症状を感じだした頃には

ある程度までは自覚症状が出にくい状態ながら、治療をせずに放置しておくと確実に進行していき、ハッキリとした自覚症状を感じだした頃にはかなり悪化している場合も多々あるといった要因が歯周病の厄介なところなんですが、歯周病対策としては1年の間に何度かは歯医者さんに行き、定期的な検診をしてもらうのが口臭の為にも最善の予防策といえます。

わきがのニオイの原因

わきが一般的にワキガの臭いというのは汗の量と比例して強くなるといわれており、ワキガ臭で悩んでいる人は同時に多汗症で悩んでいることが多いものです。そもそも汗には、アポクリン腺から分泌される汗とエクリン腺から分泌される汗の2種類があり、わきがのニオイの原因はアポクリン腺から出てくる汗にあるとされています。

アポクリン腺から分泌され汗の成分にはタンパク質・糖質・脂質の他、さまざまな物質が含まれていて、分泌された汗が皮脂腺から分泌された脂肪などと混ざり合い、それらを皮膚上に存在する雑菌が分解・酸化させることでニオイを発生させます。